特集 透析患者の糖尿病治療
6.地域連携と多職種連携
赤司 朋之
1
1社会医療法人シマダ嶋田病院糖尿病内科
キーワード:
尿蛋白測定
,
コーディネートナース
,
情報共有
,
合併症管理
Keyword:
尿蛋白測定
,
コーディネートナース
,
情報共有
,
合併症管理
pp.89-94
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003285
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糖尿病性腎症は,透析導入原因疾患の第1位である.糖尿病発症から腎症発症,さらに透析に至った場合,医療機関の間での連携内容は大きく変化してくる.腎症重症化予防の観点からは,早期から地域の医療機関と連携して,リスクの高い糖尿病性腎症患者を抽出し介入を行うことが必要である.また,透析準備期となれば,実質的な主治医が透析を実施する医師へ移行するための連携が重要となる.さらに透析開始後も,血糖・合併症・併存症の管理においては,透析実施機関と糖尿病内科との連携が継続される.本稿では,それぞれのステージでの地域連携の在り方を考察する.
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