特集 「老衰」で家で最期まで—超高齢社会における在宅終末期医療のあり方を考える
「いい仕舞い」をめざして—自然のなかで生きるだけ生きる「老衰」
小笠原 望
1
1医療法人鬨の会大野内科
pp.833-838
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200300
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四万十には「いい仕舞い」という言葉がある。ある程度の年齢まで生きて、直前まで食べて、痛まず、家族のなかで最期を迎えられるのを、そんなふうに言う。
通夜の席で、「いい仕舞いでした。ありがとうございました」と家族に挨拶されることがある。「私もあんな仕舞い方でお願いします」と言われることも。
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