巻頭インタビュー ケアする人々・25
「これまでの福祉」から「これからの福祉」へ―鍵は「当事者との出会い」「台所感覚」「福祉マインド」
潮谷 義子
1
,
川口 有美子
2,3,4
1日本社会事業大学
2日本ALS協会
3NPO「ALS/MNDサポートセンターさくら会」
4訪問介護事業所「有限会社ケアサポートモモ」
pp.89-95
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102712
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中福祉・中負担、あるいは低福祉・中負担ともいわれる日本。
社会保障制度改革が進むなかで、「負担」は確実に増える見通しだ。
では、「福祉」はどう変わっていくのか?
長らく福祉の現場に身を置いたあと、一転、熊本県知事を務めた潮谷さんは、現場感覚をそのままに福祉行政を推し進めた。
一方、13年間の在宅介護を経て、ALSの母親を自宅で看取った川口さんは、現在、患者さんたちの支援に奔走している。
2人に共通するのは、障害や難病を抱える人たちを支えながら、支え返されてきた確かな感覚だ。
自助・自立が難しい人にとって、生きづらい時代にしてはならない。
2人がめざす「これからの福祉」に必要なものとは?
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