特集 海外の在宅ケアに学びたい
―【韓国】―家庭上級実践看護師による「家庭看護」―教育と活動を中心に
岩本 里織
1
,
都筑 千景
1
,
小倉 弥生
1
,
成瀬 和子
1
,
宇多 みどり
1
,
山下 正
1
,
金川 克子
1
1神戸市看護大学健康生活看護学領域地域・在宅看護学分野
pp.967-972
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102348
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日本は世界一の超高齢社会となりましたが、隣国である韓国でも、今後日本以上のペースで高齢化率が急上昇することが予測されています。韓国は、人口5000万4441人(2012年1月現在)、高齢化率11.0%(2010年現在)の国です。そうした情勢のなか、韓国でも日本と同様に在宅における医療・看護の必要性が高まり、2008年には日本の介護保険制度に類似した「老人長期療養保険法」が創設され、サービスが提供されています。
筆者らは、昨年度に神戸市看護大学にて開催した第2回日韓地域看護学会共同学術集会において、韓国の在宅看護の実情を知る機会を得、韓国における在宅看護のあり方、とくに高度な看護を提供する「家庭上級実践看護師」の役割や教育内容について興味をもちました。今回、その現状や専門職の教育背景を知ることを目的に現地調査を行ないましたので、ご紹介します。
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