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次号予告・編集後記
杉本
,
多淵
pp.746
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102289
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日本老年医学会が6/27「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン――人工的水分・栄養補給の導入を中心として」を承認・発表しました。胃ろう等の差し控えに加え、中止も視野に入れた内容です。同趣旨の「尊厳死法案」の議論も進んでいます。これらの主眼は、「本人の意思の尊重」にあると受け止めています。でも、その“意思”は「家族に迷惑をかけたくない」「介護者がいない」などの周囲の状況にも少なからず左右されるもの……。「生きたいけれど、介護の担い手がいないので諦める」プロセスを医療が担わなければいけないとしたら、つらい話です。介護職員等による“医療的ケア”は、これに抵抗するもの。生きることも選べる状況が整って初めて“別の選択”が「選択肢」足りえるのだと思います。…杉本
大人になってもう一度サッカーをやろうと決めたとき、まずはサッカーについて学ぶことから始めました。どう蹴ればどんな回転のボールが飛ぶのか。なぜそこにパスを出したのか。なんのためにそこに動いたのか。1つひとつのプレーの意図を理解し、学生時代は感覚的にやっていたことをいちいち意識的にやるように努めています。すると、今までは見えなかったことが見えるようになり、サッカーがますます楽しくなってきました。先日まで開催されていたヨーロッパ選手権(EURO)は、スペインの優勝で幕を閉じました。寝不足からは解放された反面すこし寂しい毎日ですが、サッカーライフに終わりはありません。今日も、練習に行ってきます。…多淵
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