特集 高齢者栄養―在宅・地域栄養サポートへの第一歩
栄養サポートにおける病院と地域の溝を埋めるには?―病院と在宅・地域の「連携」の重要性
阿蒜 ひろ子
1
1千葉県立佐原病院訪問看護室
pp.820-825
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102003
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千葉県立佐原病院(以下、当院)では、2005年に訪問看護室を開設し、「あきらめない看護」「患者・家族に寄り添う看護」を理念に、医療依存度の高い終末期や難病、脳血管疾患の嚥下訓練や肺理学療法、重度褥瘡の訪問看護を行なっています。これらの病状には、すべて栄養状態が少なからず関連しています。そこで私は、訪問看護認定看護師およびNST専門療法士として、在宅を中心に栄養管理を行なってきました。昨年は、当院NST(栄養サポートチーム)の専従看護師を経験し、病院と在宅・地域が連携して「低栄養の改善」に継続的に取り組む重要性を再認識しました。
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