日本列島
へき地中核病院と地域との連携
井口 恒男
1
1岐阜県衛生部地域保健課
pp.267
発行日 1983年4月15日
Published Date 1983/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206687
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岐阜
昭和50年度にへき地中核病院制度が創設されて以来,全国で百数十の病院が指定を受け活動しているが,岐阜県では7病院が活動している.7病院のうち,へき地診療所の多くを抱えている高山日赤病院では,毎年関係者と定期会議をもち,へき地医療活動の推進をはかっている.昭和57年度の会議は1月に実施され,飛騨南部の大野郡8町村の町村長や診療所医師をはじめ高山保健所,県衛生部等の関係者を招いて催された.
岐阜府下では無医地区やへき地診療所の最も多い地域であるが,中でも大野郡下の町村は全般的に山間部に位置し,財政基盤も脆弱である.医療機関もほとんどが公立診療所であり,医師確保にいつも悩みをもっている.
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