特集 地域との「連携」がうまい組織は、こんな手法を使っている
病院と地域が連携できる仕掛けはもうできている
望月 明広
1
1横浜市神奈川区生活支援センター
pp.124-133
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200039
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どこから手をつければいいの?
入院医療中心から、「地域生活を支えるための精神科医療」へ向けて、精神科医療は転換期を迎えています。早期退院を前提に、精神科病床の機能分化も目指されています。
昨年4月に施行された改正精神保健福祉法(以下、改正法)には「病院と地域」、または「医療と福祉」の連携に関する事項が多く盛り込まれました。とはいえ、「地域との連携」と聞いても、病棟で働く看護師さんにとっては「何をどこから?」といった感じが本音だと思います。「地域のことはよくわからない」という声もよく耳にします。一方、地域側も「病院との連携」というと変に力が入り、きっかけをつかめないままになっていたりします。
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