特集 廃用症候群を予防する
在宅での生活を可能にするために,早期離床をうながす―NTT東日本関東病院リハビリテーション科の取り組み
竹内 新治
1
,
稲川 利光
1
1NTT東日本関東病院リハビリテーション科
pp.94-97
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101530
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当院は606床の急性期病院であり,平均在院日数(10.6日/2008年)と入院期間の短縮化に努めている一方で,病状の増悪・低栄養・術後の合併症などによりADLが低下した廃用症候群患者の平均在院日数は76日(2007年)と長期に及んでいます。早期退院・自宅退院にむけて,急性期より早期離床を行なうことは廃用症候群を防ぐ大切な手段であり,私たちリハビリテーション科(以下,当科)の役割は大きいと考えています。
当科では適応患者が全科にいると考え,どの入院患者においてもリハビリテーションの必要があれば引き受ける体制をとっています(図)。
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