特集 周産期クリニカルパス
正常新生児クリニカルパス:NTT東日本関東病院
口石 みゆき
1
,
戸井 君子
1
,
坂本 すが
1
1NTT東日本関東病院
pp.984-986
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902530
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はじめに
当院は別稿で述べたように,病院建て替えのため,各病棟は3〜4科の混合病棟となり,業務も繁雑となった。当産科は年間400弱の分娩があったが,ほぼ同数の新生児を,約半分のスペースとなった新生児室,授乳室でケアしなければならなくなった。このような状況では,新生児が正常な経過を送るようケアすると同時に,短い日数でも満足のいく看護サービスを提供し,予定通りの日数で退院することを目指さなければならない。クリニカルパスは,対応の遅れが生じないようケアの流れを各看護者が自分の目で確認できるという点で,活用できると考えられた。
よって導入の目的は,以下の点であった。1)質の向上(異常の早期発見)2)業務の効率化,均質化3)チーム医療の促進
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