連載 りれー随筆・77
アメリカの母子看護に触れて
長南 記志子
1
1北里大学病院産科病棟
pp.892-893
発行日 1990年10月25日
Published Date 1990/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900193
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伊藤かずみ先生,御紹介ありがとうございました。私は助産婦として北里大学病院に就職して,早いもので今年で10年目になりました。現在は主任として,産科病棟に勤務しております。教育病院として,毎年大勢の新人助産婦を迎え入れ,スタッフ教育を行ないながら,自己啓発の毎日です。そのような折,今年の7月16日から18日までの3日間,アメリカ・シアトル市にありますワシントン大学看護学部主催の母性・小児看護セミナーに参加する機会に恵まれました。今回は,このセミナーで学び,触れたアメリカの母子看護について,書いてみたいと思います。
セミナー3日間の講義内容は,米国における親子の保健問題,助産婦教育,助産婦業務の現状,未熟児の発育の促し方,親子の交流と子供の環境評価法の発達とリサーチ,慢性疾患・障害を持つ子供の家族に対するサポートシステム,近親相姦など,大変多彩で興味深い内容でした。
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