連載 自分の人生を自分でコントロールするために 看護師のためのセルフコーチング・1【新連載】
自分の置かれた環境を理解する
鱸 伸子
1
,
柳澤 厚生
2
Suzuki Nobuko
1
,
Yanagisawa Atsuo
2
1株式会社コーチクエスト マスター・ウエルネスコーチ
2杏林大学保健学部医療コミュニケーション学教室
pp.386-391
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100603
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“燃え尽き症候群”に至る前に
看護師をはじめとする多くの医療職従事者は,時間に急かされながら高い質の仕事を数多くこなすことが要求されます.大勢の患者さんをケアしているために1つひとつの仕事の種類・数・量も多く,一日何度も頭の切り替えが必要です.これに人間関係に神経を使う管理業務が加われば,まさに一日中神経を張りつめ,消耗しながら職場で過ごしているわけです.遅くまで病棟に残って看護記録を書き,管理業務の仕事の持ち帰りをしているうちに“自分の時間がない”“家族との時間がない”“自分の将来を考えたくても頭が回らない”などの深刻な問題が起きてきます.それだけでなく,この大事な問題を解決することなく放置したまま,問題の傷がさらに深くなることさえあります.
あなたにはこんな徴候がありませんか?
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