連載 訪問看護師としての醍醐味・2
大阪ナースからのメッセージ「愛する気持ちを持ちましょう」
蝦名 玲子
1
1ヘルスコミュニケーションズ
pp.445-449
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100684
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介護保険導入後,在宅ケアの場におけるサービス提供者の役割がはっきり分担されるようになった。役割分担の明確化は,専門家としてその専門性を特化させるにはよいが,利用者の生活という場で区切りをつけてしまうと,利用者の本当に痒いところに手が届く,思いやり溢れるケアを提供する妨げになる危険が出てくるように思う。実際のところは,どうなのだろう。
今回は,専門性と人間味溢れるケアについて,大阪の特定医療法人大道会(以下,大道会)の2つの病院,大道病院とボバース記念病院で20数年,看護師として働いてきて,3年前からは,大道会が持つ訪問看護ステーションおおみちの管理者,訪問看護師,そしてケアマネジャーの3役を務める高綱まち子氏(写真1)のインタビューを基に考えていきたい。
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