特別記事
【対談】新たな看護のあり方に関する検討会―静脈注射解禁をうけて
川村 佐和子
1
,
乙坂 佳代
2
1東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
2横浜市港区医療センター訪問看護ステーション
pp.30-39
発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100606
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編集室より
平成14年5月に発足した『新たな看護のあり方に関する検討会』。この検討会は,在宅における医療処置についてもう少し整理したいという意図があって発足したという印象を受けます。このたび中間報告がまとめられ,一般紙など多くの扱いでは,静脈注射を看護師にさせるかどうかが中心のようになっていますが,真の意図は,日本で在宅医療を広げていくために,看護師にどこまでの医療処置を担ってもらえばいいか,あるいはそのためにどういう教育や環境整備をしていけばいいかということを検討することにあったのかと思います。そこで,座長でもある川村佐和子氏と,日々現場で奔走されている乙坂佳代氏に在宅の抱える問題,今後の展望について対談していただきました。
新たな看護のあり方に関する検討会
■設立の経緯
本誌 まず,新たな看護のあり方に関する検討会の趣旨と,看護師による静脈注射が解禁となった今回の流れについてお話し下さい。
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