ニュース・プラス・ワン
中絶・避妊・ピル解禁
根本 悦子
1
1出会いの医療をつくる会
pp.884-885
発行日 1995年11月25日
Published Date 1995/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901348
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中絶反対派が医師を射殺
アメリカを揺るがす社会問題のひとつに,中絶論争がある。優生保護法で中絶手術が合法的に受けられる日本と違い,アメリカで中絶権利が合法化されたのは,1973年の連邦最高裁による「ロー対ウェード」判決の結果であった。しかしこの判決が逆に,中絶再非合法化の運動に火をつけることになった。
中絶権支持者は女性の選択(チョイス)権に賛成(プロ)という意味でプロチョイス,中絶反対派は胎児の生命(ライフ)を尊重(プロ)するという意味でプロライフと自称。それぞれ政治的な立場も,チョイスが民主党,ライフが共和党と,一応色分けできるようだ。
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