看護の潮 看護,1968年
療養経験の中から
ローマは1日にしてならず—《看護をうけて思う》
江間 章子
pp.34-35
発行日 1968年1月1日
Published Date 1968/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913835
- 有料閲覧
- 文献概要
病院生活をふり返って
思いがけないことに,今春から10月末まで,日赤中央病院に娘が入院し,看護婦さん方のなみなみならぬお世話になった。
娘は脳腫瘍の疑いで,他の病院から日赤へ移り手術をしていただいた。病気もむずかしい病気なのだけれど,とりわけてわたしどもの娘は,日赤に移る前から意識はなく,手術後も数か月,意識は戻らなかった。ようやくリハビリテーションの施設に入るために,退院したいま,まだ娘はベッドに寝たまま,マヒはないのでしあわせだけれどまだ歩けない。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.