連載 ドキュメント―介護アドバイザーが行く⑫
施設評価―その7:結果発表
高口 光子
1
1介護アドバイザー、理学療法士
pp.967-970
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100593
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さて,いよいよ施設評価結果を介護アドバイザーとして報告しなければならない。施設評価は①ソフト(ケアの質),②ハード(建築・設備等),③システム(管理・運営)の各分野別に整理される。今回は静岡県にある介護老人保健施設「ききょうの郷」のケースを紹介する。
介護老人保健施設「ききょうの郷」は,1995年に開設され,1階は通所リハビリ(定員50名),2階は一般棟(60名入居,短期入所約10名を含む),3階は痴呆棟(40名入居,短期入所約10名を含む)という体制になっている。私は2001年7月に介護アドバイザーとして契約し,評価を行なった。評価内容は現況分析(表1),課題(表2),大方針と対策方針(表3)に整理された。次号以降で取り組みの経過を紹介していくが,職員一丸となって施設改善に取り組んだ結果,1~2年でこの施設は劇的な変化をとげた。
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