連載 ドキュメント―介護アドバイザーが行く⑦
施設評価―その2:職員のアセスメント
高口 光子
1
1介護アドバイザー、理学療法士
pp.546-550
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100538
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老人病院のリハビリ科科長,特別養護老人ホームの介護部長を経て,介護の変革を請け負う介護アドバイザーになった著者の活動日記風レポート。
派遣されて行く先々の老人ケア施設での試行錯誤的な活動を通して,介護施設のケアシステム,介護従事者の教育・研修セミナー,介護者の意識の変革など,介護の現状を現場感覚でレポートします。
介護アドバイザーを待っていたのは誰?
介護アドバイザーの役割や仕事内容を,訪問先の施設職員に説明するのはなかなか難しい。職業名に一般的な共通イメージがないことと,私自身がそうであったように,「アドバイザー」とか「コンサルタント」という名称自体が,“なんだか胡散臭い”という先入観を抱かれやすいためである。
その施設の職員を評価する際に最初のポイントとなるのは,この介護アドバイザーなるものを,施設の誰が,誰に,どのタイミングで,どのように説明し,それを現場の職員たちがどう受け止めているのか,ということである。
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