連載 ドキュメント―介護アドバイザーが行く⑩
施設評価―その5:食部門の専門家について
高口 光子
1
1介護アドバイザー、理学療法士
pp.770-774
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100561
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老人病院のリハビリ科科長,特別養護老人ホームの介護部長を経て,介護の変革を請け負う介護アドバイザーになった筆者の活動日記風レポート。
派遣されて行く先々の老人ケア施設での試行錯誤的な活動を通して,介護施設のケアシステム,介護従事者の教育・研修セミナー,介護者の意識の変革など,介護の現状を現場感覚でレポートします。
私自身が,かつて老人病院でPTとして働いていた頃,よきチームメイトとしてさまざまなアイデアを出して協力してくれた職種に,栄養士と調理師がいた。
「大勢をいっぺんに集めて形だけの誕生会をするより,誕生日にその人の好物やご希望のメニューを聞いて,その人のためだけに作ろう!」ということから始まって,今でこそあたりまえのように行なわれている,病院や施設内の行事でのイベントメニューを次々に考案していった。
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