特集2 訪問看護ステーションを核とした小規模多機能化事業
ホスピス通所看護の実践―訪問看護・パリアンでの取り組み
佐藤 夏織
1
,
遠藤 美由紀
1
,
大金 ひろみ
1
1訪問看護・バリアン
pp.830-835
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100570
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はじめに
訪問看護・パリアンについて
訪問看護・パリアン(以下,「パリアン」と略)は,末期がん患者を在宅で看取ることを支援する在宅ホスピス・緩和ケア専門の支援グループです。診療所をベースに訪問看護,ケアマネジメント,ボランティア組織が一体となって患者・家族を支えるホスピスケアを行なっています。訪問看護の利用者は7月現在総数55人,そのうち31人(56%)が末期がん患者です。延べ訪問看護総件数は430件であり,そのうち末期患者は270件(約63%)を占めています。
パリアンでは現在,24時間体制の訪問看護(症状コントロール,家族ケア,看取り),グリーフケア(遺族訪問,遺族会,サポートグループ),通所看護を行なっています。また,今後の課題として短期入所および滞在型のサービスを提供することも視野に入れて考えています。
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