特集 長時間滞在型訪問看護の可能性
ターミナル期の長時間付添い看護の事例から―退院調整から在宅での看取りまで
倉戸 みどり
1
1日本在宅看護システム有限会社在宅看護事業部
pp.111-115
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100386
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ターミナルの患者と家族を支える長時間付添い看護
現在,私が所属している在宅看護研究センターは,①医療と福祉の狭間で苦しんでいる療養者・家族に救いの手を差し伸べたい,②看護の原点を模索したい,③買っていただけるだけの看護に挑戦したいという3つの思いを実現するために,1986年に日本で初めて有限会社として有料での看護をスタートさせました。その後の20年間の中で,有料の看護以外に,保険適用の2か所の訪問看護ステーションも立ち上げ,0歳から99歳までと対象の年齢を問わず「必要なときに」「必要な看護を」「必要なだけ」提供することを目指して,日々在宅療養をしている方々の訪問を行なってきました。
そのような中,在宅看護研究センターに入社して13年目を迎えた私自身が,「長時間の付添い看護」の必要性を強く感じており,また実際に求められているという状況があります。
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