特集 新看護体系で病院はどうなるか
付添い婦の“院内化”をめぐる諸問題
友安 直子
1
1日本大学医学部医療管理学教室
pp.354-359
発行日 1995年4月1日
Published Date 1995/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901489
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はじめに
1994年4月と10月に行われた診療報酬改定の主要改定項目は,①新看護体系と新看護補助体系の創設,②付添い看護・介護の解消,③在宅医療の推進,④基準給食の見直しと食事の質の向上である.既に新体制への移行をおこなった病院もあるなど動きは徐々にではじめている.ここでは②と,そしてそれと表裏一体をなす①によってどのような問題が生ずるか人事管理の視点から考えてみたい.
まず第1に“採用”に及ぼす影響についてである.看護補助体系の新設とそこに組みこまれる“付添いをふくむ看護補助者”へのニーズが新たな採用難をもたらすのだろうか.
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