研究報告
在宅における医療処置に対する医療・衛生材料の確保に関する認識―在宅医療に携わる医師・看護師を対象として
前田 修子
1
,
滝内 隆子
2
,
水島 ゆかり
1
1石川県立看護大学看護学部
2岐阜大学医学部看護学科
pp.593-599
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100292
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本研究は,在宅医療に携わる医師・看護師が在宅における医療処置に対して必要かつ十分な医療・衛生材料が確保されていると認識しているのか,また,職種や属性によりその認識に相違がないか明らかにすることを目的とした。
対象はI県内で居宅療養指導管理料を算定している医療機関の医師代表者362名と訪問看護を実施している訪問看護ステーション45か所・医療機関訪問看護部(室)48か所の看護師代表者93名とし,郵送質問紙調査を実施した。分析対象は,医師82名と看護師61名,計143名であった。結果,「確保されている」と認識していた者71名(49.7%),「確保されていない」と認識していた者72名(50.3%)とほぼ同数であった。さらに属性による分析を行なった結果,職種,医師の所属する医療機関の平均病床数,訪問看護の種類によって認識に相違がみられた。
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