連載 Welcome to the 婦長’s Theater・5
婦長の1日は美しい演出で
加藤 光寶
1
1新潟県立看護短期大学
pp.162-163
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902328
- 有料閲覧
- 文献概要
第1幕●実践婦長の1日は美しい朝から
病院の朝は早いです。私が臨床にいた33年間,仕事開始は8時からでした。このような早朝からの仕事に就いたことは,人生で損をしているのではないか,と思ったこともあります。
ともかく,病院では,朝早くから密度の濃い仕事が始まります。引き継ぎが始まると,自ずとテンションが高くなります。おまけに,すごいスピード感です。このように,緊張から1日が始まります。自分の健康を害していては,あの雰囲気には参加できないでしょう。だから,婦長は元気でいることが似合うのです。朝のうちに,今日1日のテーマと自分の構えをつくりたいものです。突き出てきたお腹をポーンと叩いて気合いを入れて,
婦長 「ヨッシャ,今日も頑張るぞ!」
今日の手術患者さんを手術室に送り出すのを確認し,そして見送りと,遠方からの入院患者さんの到着。このごろでは,患者さんより早く,宅急便で入院用の荷物が届きます。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.