連載 Welcome to the 婦長's Theater・4
叱り上手・誉め上手
加藤 光寶
1
1新潟県立看護短期大学
pp.80-81
発行日 2001年1月10日
Published Date 2001/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902312
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第1幕●誉め上手がナースを育てる
私事で恐縮ですが,よく"誉め上手"と誉められます。誰でも誉められれば,いい気分を味わえるのです。しかし,叱るのに比べて,誉めるのは苦手な人が多いようです。スタッフのいいところを上手に誉めたいものです。
たとえば,褥瘡の場合「つくらなくて当然」というのが現場の感覚です。が,つくらないで経過したら,お互いを誉め合いたいものです。「いいケアしたのね―」と。術後から1日くらいは,適切なケアをしていかなければ,動きも少ないし,仰臥位だったら仙骨部を圧迫します。ここがナースの腕の見せどころ。いかに除圧したのか,予防できたことを喜び合いたいものです。まずかったことを反省するように,いいケアにも喜びのメッセージを発信していきたいのです。
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