特集 専門看護師の導入と定着のために
―看護管理者としての取り組みの経験から―いま,改めてCNS導入のすすめ
國井 治子
1
1前横浜市民病院看護部
pp.887
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902282
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今年の8月,青森で開催された日本看護管理学会のディベート「専門看護師は定着するか」において,肯定派は苦戦を強いられたと聞く。私は参加できなかったが,その結果を聞いて複雑な思いをした。自らの仕事の質を高めようと,看護界が果敢に取り組んでいる活動を,自ら笑いの種にしてしまうことはできなかった。まだ専門看護師の数が少ない現状において,定着の問題を議論することはむずかしかったのかもしれない。
臨床から離れた現在,かつての職場で専門看護師と,日常的に協働して元気に働いているであろう後輩たちがより良い実践を重ねて,この制度を広めていってくれるよう願ってやまない。
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