特集 80年代の助産婦活動を展望する
第30回医学書院看護学セミナー講演録
アメリカの母子保健の動向と助産婦に寄せられる期待
Dorothea M. Lang
pp.16-23
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205654
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プロローグ──次代を背負う子供たちのために
私がきょうお話しするのは,アメリカの母子保健についてです。いまのアメリカのやり方がいままでとどういうふに違うのかを話すように頼まれましたが,その前にちょと子供の話をしましょう。
どんな国でも子供が一番大切です。というのも,その国の将来は子供たちがどう成長するかにかかっているからです。ちょうど今年(1979年)は国際児童年です。それで,私たち助産婦や看護婦がいろいろなグループの方たちと話す機会がありますが,その中でいつも考えるのは,私たちが専門職として,子供たちが将来正しい方向に育つよう働きかけなければならないということです。それが自分たちの生きる意義でもあると思います。
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