連載 三治郎の世界・11
アトリエの巨匠たち
南川 三治郎
pp.815
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902250
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私がライフワークにしている「アトリエの巨匠」シリーズの取材を始めたのは,今から24年前の1974年のことであった.
アーティストがその作品を制作するのは,アトリエと呼ばれる彼らの作業場である.しかしアトリエは単なる作業場ではない.情念と執念を燃やす行動の場であるとともに,思索の場であり,時には憩いの場であろう.そこにいる彼らの姿を垣間見ることは,より作品に親しくなる機会でもある.すなわちアトリエこそがアーティストの芸術活動が凝縮されて存在する空間であるといえる.
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