ポートレイト
レイモン・ガルサン—フランス神経学の伝統を支えた巨匠
間野 忠明
1
1岐阜医療科学大学
pp.1515-1520
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200067
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はじめに
レイモン・ガルサンはフランス神経学の伝統を継承した最後の巨匠とも呼ばれ,ハンマーとピンを武器に,神経疾患を注意深く観察した。その観察をもとにガルサンの名を冠した症候群や神経徴候を世に残した。後進の育成には特に力を注ぎ,フランスはもとより,日本をはじめ世界各国から,多くの医師たちがその教えを受けるためパリのサルペトリエール病院に集まった。
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