看護管理 教育・研修・研究
新採用者を対象とした現任教育の実際―看護技術および新採用者の思いからの病棟教育計画の評価
清水 喜美子
1
,
西出 久美
2
,
柳沢 ハシエ
2
1国立がんセンター中央病院・消化器内科病棟
2国立がんセンター中央病院
pp.236-241
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901908
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はじめに
近年の日々進歩する医療技術や多様化している看護基礎教育を考えると,看護婦の現任教育は極めて重要な役割を担っている.中でも,新採用者の院内教育の重要性は以前より言われており,多くの報告がなされている.
当病棟では,以前よりマンツーマン方式で新採用者の教育にあたってきたが,個々の指導者に任せられている部分が多く,統一されたものはなかった.
そこで,1992(平成4)年度に病院看護部の教育理念,集合教育プログラムをふまえた上で,院内教育の目的にそって,新採用者の病棟教育計画を立案,実施した.
現任教育では,対象のニードにそった教育計画が必要であるが1),新採用者のニードから教育計画を評価した報告は少ない.
そこで今回,我々は病棟における教育計画を評価する上で,技術的な面だけでなく,新採用者の思いの側面からも病棟における教育を評価し検討したので,報告する.
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