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看護要員配置と患者アウトカム
Nurse Staffing and Patient Outcome
佐々木 美奈子
1
,
菅田 勝也
1
,
Mary A. Blegen
2
,
Colleen J. Goode
3
,
Laura Reed
4
1東京大学大学院医学系研究科・看護管理学分野
2アイオワ大学看護学部
3コロラド大学病院患者サービス部
4アイオワ大学病院
pp.288-290
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100813
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医療費削減のために,看護要員*を削減したり,教育期間の短い者を使用する傾向があり,それによる患者ケアの質の低下が懸念されている。看護要員配置がケアに与える影響は多く研究されているが,交絡因子を制御した上で,看護要員配置が患者アウトカムに与える影響を測定した研究は少ない。看護ケアの質評価研究を難しくする要因には,解析が病棟ではなく病院単位となっていること,看護ケアの影響を特に反映する標準的なデータが見つけ難いこと(死亡率は看護ケアの質を反映する指標として最良とは言えない),病院毎の看護要員配置データには管理者も含まれていること,などが挙げられる。
本研究は,看護ケア単位ごとに,患者の重症度を調整しながら,幅広い患者アウトカム指標を用い,患者アウトカムと看護要員配置の関係について検討したものである。
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