特集 看護要員の適正配置
病棟と外来部門への看護婦の適正配置
蜂須賀 つや子
1
1中野総合病院
pp.33-37
発行日 1969年4月1日
Published Date 1969/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203611
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はじめに
看護婦不足の現状において,より効果的に配置することはあまりにもむずかしいことであるが,それぞれの状態に応じた配慮がなされなければならない.ひとくちにいえば,看護婦を必要とするところに厚く,看護婦でなくてもよい業務は他の人をもって割り当てることであろう.しかし,業務の内容のみによることはできない.種々な要因によってその方法は異なってくる.医療法19条によれば,入院患者数4人に1人,外来患者数は30人に1人,または端数を増すごとに1人となっている.また,夜勤を2人,月8日制を実施するためには,一定数の人員を確保しなければならない.
いうまでもなく,その人の知識・技術・判断力に基づいて,その適応性を十分に生かすことが望ましいことであり,加えて本人の希望を入れた配置は,仕事への意欲を増して離職を防ぐ原因にもつながってくるであろう.
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