特集 実践能力の向上を支援するプログラム
認定臨床実習指導者コースの策定―学び,学ばせる関係を通して得られる成長
村上 睦子
1
1日本赤十字社医療センター看護部教育企画室
pp.100-104
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901569
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はじめに
看護教育の大学化が進み,臨地実習のあり方に関心が高まっている。臨地実習をより体制的に整備することの重要性が指摘される昨今,臨床指導者の育成が重要課題として浮かび上がってくる。
当医療センターは,同一設置主体の日本赤十字看護大学および助産婦学校の臨地実習施設となっており,実習指導は看護大学教員と臨床指導者の協働によって行なわれている。望ましい実習指導を誰がどのように行なうべきかという問題もつきまとう中,看護婦充足が不十分な現状で,満足できる実習体制を模索しながらの実践である。中でも,看護実践モデルとなる臨床指導者の育成は重要である。
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