特集 実践能力の向上を支援するプログラム
院内認定訪問看護婦制度―在宅療養支援の質を確保するために
望月 さち子
1
1聖隷浜松病院
pp.94-99
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901585
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当院では,看護実践能力の向上とキャリア開発支援の一貫として,1998年に作成したクリニカルラダー看護実践評価表とキャリアシートを用いている。キャリア開発モデルには,人材活用として専門看護婦の活動や委員会活動の他,院内認定訪問看護婦の活動が位置付けられている(図1)。この認定訪問看護婦制度は,患者・家族が安心して在宅療養できるような支援の質を確保するために1996年に立ち上げたものである。毎年約30名の中堅看護婦がこの認定訪問看護婦を目指すようになった。
本稿では,継続看護の分野における認定制度が,看護実践能力の向上と看護婦のキャリア開発をもたらしているのか,またその効果の要因について述べてみたい。
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