特集 病院新人教育
わが病院の新人教育
視聴覚教育もとりいれて
田中 新三
1
1淀川キリスト教病院
pp.35-37
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205318
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
直接欠員の補充が主◇
新規採用者に対するものだけでなく,一般職員の教育訓練についても,各病院によって非常に精粗の差があると思うが,当院もまだまだ十分なことができず,この誌面で発表できるものではないが,現在実施している教育方法の概要を紹介し,ご批判を賜われば幸いである.
当院新規採用者の実状は,欠員の補充をするためのものが多く,将来の要員に備えて定期的に採用し養成することは,望むことではあるが,現今の労働事情・危機に直面している病院経済から考えて誠に困難である.したがって,直接欠員の補充をするために採用されたものは,欠員の生じた部署の緊急な要請に応じるべく,新人教育も病院の概要と,職務の遂行に必要な概略の知識,業務の引継ぎに必要な事項の修得にかぎられることになり,教育日数も1週間程度のもので,粗製濫造の感である.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.