特集 看護業務のスリム化
申し送りに患者の参加するウォーキング・カンファレンスをとりいれて
河津 美知子
1
,
稲田 基子
2
Michiko KAWATSU
1
,
Motoko INATA
2
1松江生協病院看護部
2松江生協リハビリテーション病院看護部
pp.327-329
発行日 1992年4月1日
Published Date 1992/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900072
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はじめに
申し送りは各勤務帯の引き継ぎを通して,患者の問題を共有することで看護日標の立案に役立て,必要な看護援助を行うために有効であるといわれてきた.しかし,看護のマンパワー不足が進行するなかで看護業務のスリム化が追求されてきている.看護業務の中でその占める割合と内容で特に改善が求められているのが申し送りと看護記録である.
当法人では申し送りに患者の参加するウォーキング・カンファレンスをとりいれて申し送りを短縮し,看護記録も改善することができたので報告する.総合病院松江生協病院と特例許可老人病院である松江生協リハビリテーション病院の2つの病院の取り組みを紹介するが,急性期病棟でも慢性期病棟でも有効であった.
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