連載 ひきこもり状態にある本人と家族への訪問支援 こころの扉が開くとき・4
本人に働きかけるための環境を整える
船越 明子
1
1神戸市看護大学
pp.410-415
発行日 2023年10月10日
Published Date 2023/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201987
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連載第3回では、「レベル1:ゴールまでの見通しをつける」について、親の歩みと子どもの変化とともに説明した。家族から得た情報に基づいて、ひきこもりの背景にある課題を見立てたり、家族の力量や危機の切迫性を評価したりして、支援全体の方向性を見出した上で、訪問支援の位置付けを明確にし、支援目標を達成するまでの見通しをつけていた。今回は、レベル2について詳述する(表1)。
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