特集 外来看護の新しい取り組み
病棟と外来の看護単位共通化
継続看護を組織的に実現するために
平田 久子
1
1埼玉社会保険病院看護部
pp.707-709
発行日 2000年9月10日
Published Date 2000/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901271
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はじめに
4月より介護保険が導入された。入院中退院前に在宅での看護・介護プランの必要な対象者もみられるようになった。私は以前から患者の立場で考えると,通院,人院,在宅と看護が継続されていくためには,共通の情報を持つ看護婦たちが関わるのがよいのではないかと考えていた。そこで,1992(平成4)年より,病棟と外来共通化の試みを始めた。
最初は,病棟ナースが外来で業務をすることから始めた。10病棟中,小児科,内科,神経科からスタートし,1996(平成8)年4月より全科の外来と病棟が,診療科を中心に1看護単位とした。
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