第45回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/横浜 《シンポジウム》リハビリテーション卒後教育における初期研修必修化の功罪―座長/椿原 彰夫・藤島 一郎
当院の現状と問題
片桐 伯真
1,2,3
,
藤島 一郎
1,2,3
,
高橋 博達
1,2,3
1聖隷三方原病院リハビリテーション科
2浜松市リハビリテーション病院
3聖隷佐倉市民病院リハビリテーション科
pp.93-96
発行日 2009年2月18日
Published Date 2009/2/18
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はじめに
初期研修必須化に伴い,一般病院では医師の確保が重要な課題となってきた.診療科によっては,大学医局からの医師派遣が制限され,総合病院として求められる医療水準の維持に必要な医師数確保が困難となりつつある.それに伴い勤務医1人あたりにかかる仕事量が増え,過重労働による弊害も認められる.一般病院では,適正な人員確保のためには自らの病院で後期研修医を確保することが求められるが,そのためには後期研修医の公募時のみならず,初期研修や卒前段階でも魅力ある病院・診療科として宣伝する必要がある.当院リハビリテーション(以下,リハ)科では,初期研修制度導入以前より後期研修医の受け入れを積極的に行い,後期研修医の教育ならびに人員確保において一定の成果をあげてきた.ここでは当院が実施してきたリハ医研修の実際と初期研修必須化に伴う問題や課題を提言する.
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