Japanese
English
紹介
ボトックス®クリニカルパスと入院リハビリテーションを併用した当院での試み
Trial of combination of BOTOX® clinical pathway and rehabilitation in an in-patients.
原田 貴子
1
,
尾花 正義
1
,
鶴貝 紗矢子
1
Takako Harada
1
,
Masayoshi Obana
1
,
Sayako Tsurugai
1
1東京都保健医療公社荏原病院
1Tokyo Metropolitan Health and Medical Treatment Corporation Ebara Hospital
キーワード:
クリニカルパス
,
入院リハビリテーション
,
ボトックス®
,
痙縮
Keyword:
クリニカルパス
,
入院リハビリテーション
,
ボトックス®
,
痙縮
pp.993-999
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200033
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はじめに
クリニカルパス(以下,パス)は従来疾患別(その病期別)や障害別に作成され運用されている.代表的な疾患である脳卒中では脳梗塞や脳内出血などに分けてパスが作られ,その病期として急性期や回復期などでさらにパスが作られている.また,脳卒中によって起こる障害である肩の疼痛や半側空間無視などに対するパス(ユニットパスといわれている)も作られている.しかし疾患や障害に対する治療方法を中心としたパスはほとんど作られていない.そこで今回われわれは脳卒中後遺症などに生じる痙縮に対する治療方法の1つであるボツリヌス治療に特化したパス(以下,ボトックス®治療パス)を作成し,実際の患者に運用しているので紹介する.
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