特集 クリティカルパスの管理
ケースマネジャーとしての主任の役割
中橋 和子
1
1NTT東日本関東病院看護部
pp.272-277
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901183
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
クリティカルパスで看護が変わる
医療費削減という国の課題の中で,私たちの病院では「適切な医療」をめざし,患者中心の病院づくりに努力している。その目標を実現し,医療の質と効率性を高める方法として,当院では1997年にクリティカルパスを導入した。
クリティカルパスは,特定の患者集団に対する理想的治療ケアの筋道とも,患者の在院中のアウトラインとも定義される。阿部1)は,「一定の疾患をもつ患者に対して,入院指導,入院時オリエンテーション,検査,食事指導,安静度,退院計画などがルティーンとして,時間軸を横軸,ケア介入を縦軸にして,スケジュールにまとめられたものである。入院後何日目には,何をどの程度行なわなければいけないかが明確になっている」と説明している。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.