特集 クリティカルパスの管理
成果医療とクリティカルパス
武藤 正樹
1
1国立長野病院
pp.278-282
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901184
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はじめに
新ミレニアムを迎えて,医療のトレンドがプロセスを重視するプロセス医療から成果(アウトカム)を重視する「成果医療」へと移りつつある。成果医療とは,事前に医療成果を予測し,それを明示し,その実施結果を評価し,その結果に責任をもつという「医療における成果主義」のことである(表1)。本稿では,この成果医療のコンセプトと実際のマネジメントについて,代表的な成果医療の方法論であるクリティカルパスを例にとって解説する。
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