特集 クリティカルパスの管理
クリティカルパス実践のための体制づくり―新しい看護管理技法を視野に入れて
坂本 すが
1
1NTT東日本関東病院看護部
pp.268-271
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901182
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看護管理者の役割の変化
これまで看護管理者は,医療看護の質向上のためにさまざまな努力を行なってきた。しかし,昨今の医療環境変化の中,その役割に変化が生じてきているのではないかと感じている。それは,「院内変革の実践者」としての役割が増しているという認識である。
確かにこれまでも,業務改善などでは,看護サイドが他の部門をリードしながら実践してきたという認識はあったが,現在進行している変革の中では,さまざまな職種を巻き込みながら,病院全体を1つの方向に導いていくという,これまでになかった高度な実践が必要とされていると感じている。クリティカルパスの開発・導入・実践で看護管理者が担うリード役もその1つである。
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