連載 徳島大学病院看護部の変革・1【新連載】
自己目標管理
浅野 水器子
1
,
松下 博宣
2
1徳島大学医学部附属病院
2株式会社ケアブレインズ
pp.314-320
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900993
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連載にあたって
医療界の大変革の潮流の中,看護部門にも,質の確保と向上,平均在院日数の短縮,業務効率の向上など,新しい局面に対応する視点が強く求められるようになった.また,1995(平成7)年度の「厚生白書」では,医療はサービス業と位置づけられ,患者満足が医療の評価の指標として明確化された.患者満足を保証するには,病院組織の過半数を占める看護職1人ひとりの成長と,集団パワーの結集が必須となる.
徳島大学医学部附属病院は,病床数670,看護職員数385名の特定機能病院である.当院では数年前から,21世紀の病院のあるべき姿をめざし,「ハートフルホスピタル―心のこもったあたたかい親切な病院」をキャッチフレーズに,病院再開発(増改築)計画に着手してきた.そのうち,再開発第1期病棟(1998年10月開設)については,高度先端医療を実現するための,集学治療病棟(36床)構想が出されていた.
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