連載 白衣のポケット・1【新連載】
看護のかたち
志水 夕里
pp.313
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900992
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看護助手のアルバイトをしていたのは地域の個人病院で,学生として学んだのは大学病院.そして,就職したのは都内の総合病院でした.それぞれの病院では,設備も,患者も,求められる病院の機能も違いますが,ナースの性格傾向も違う気がします(当然かな……).記録に情熱を注いだり,ベッドサイドに赴くことを重視したり,新人教育に力を入れたり,そういう特徴によって,患者に接する時のナースの雰囲気も違ってくるのかな.
今の職場の同僚が,「うちはレベルが低いからね」という話をしていました.設備も教育も中途半端だし,高度医療をやってるわけでもなく,おまけにナースとして憧れるような先輩もいない,と.皆それぞれに違った環境で看護をしてきた同僚なので,そりゃ足りないところも見えているんだろうな,と思いました.でも,「レベルが低い」って何?
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