特集 病院における死後の看護
―「患者さんの死を通して学ぶ」―新人を対象にした死後のケア教育
荒井 みつ子
1
1防衛医科大学校病院看護部
pp.184-188
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900971
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
職員構成と現任教育の問題
当院は,地域住民への医療サービスと医官の臨床教育を目的に,1977年12月に開院した医科大学校病院である.定床800床,看護職員の定員は401名で,新看護2.5対1(A)加算,13対1看護補助をとっている.看護婦の年間退職者は約60名で,ここ数年,この数字は変化していない.防衛医科大学校高等看護学院の卒業生は,看護職員全体の約65%を占め,この数字もほぼ安定している.
当院では,卒後1年目から5年目までの看護婦が看護職員の55%近くを占め,6年目,7年目あたりから採用時の10分の1ほどに激減する傾向にある.そのため,病棟によっては非常に若く,経験年数の低い職員構成になっている.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.