特集2 患者になって分かったケアの本質
死の臨床で経験した心の痛み―父からの贈り物 オアシスの心
小松 理恵
1
1仙台市立病院看護部
pp.863-866
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900928
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はじめに
父が大腸がんで亡くなったのは,平成8年10月23日,62歳でした.
この夏,墓前に手を合わせると「理恵くん,ずいぶん忙しそうだけど,だいじょうぶ? 手伝おうか?」と父の声が聞こえたような気がしました.まさかこの私が原稿を書くなんて,父はきっと想像できなかったでしょう.
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