特集 看護の継続と看護チームの育成―第4回固定チームナーシング(継続受持ち方式)研究集会より
重症心身障害児(者)施設における固定チームナーシングと主任の役割―事例を通して考える
上田 明未
1
1第一びわこ学園
pp.112-116
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900767
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はじめに
第一びわこ学園は,特2類100床を有する重症心身障害児(者)施設である(概要は表1).当園では,従来は小グループ制であったが,1996年度より医療と生活の両側面から入園者の生活の質(QOL)の向上をめざし,看護職員だけでなく,児童指導員,介護福祉士,保母(以下,指導系職員)による固定チームナーシング(継続受持ち方式)を導入している.また,チームリーダーも各職種から1名ずつ選出し,1チーム2名のリーダーで編成している(図).
このような多職種によるチーム運営をする際,スタッフ間の連携が特に重要であり,また難しい.主任には,チーム運営の軸となるチームリーダーを育成し,支え,チーム活動を活性化する重要な役割がある.
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