リハビリテーション関連資料
理学療法士の人数の経時的変化
奈良 勲
1
,
藤村 昌彦
1
1広島大学医学部保健学科
pp.277-278
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108335
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1995年,厚生省の発表によると,日本人の平均寿命は男性76.57歳,女性82.98歳と,男女共に世界最高記録を更新しており,この傾向はしばらく続くと予測されている.また,老年人口の増加に比して,年少人口・生産年齢人口は伸び悩み,将来的には超高齢社会が待ちかまえていると予想されている.
このような事態に備えて,国は新ゴールドプランや公的介護保険の導入計画など,さまざまな方法により対処しようと準備を進めている,1996年からは老人保健福祉審議会において,地域リハビリテーションセンター構想なる新しいシステムの導入が検討し始められた.これは,図1に示す通り,保健・医療・福祉に幅広く対応しようとするシステムである.現在の体制では理学療法士は病院・診療所などの医療機関に勤務することが多いが,今後は保健・福祉領域における需要の増加が予想される.
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