特集 婦長研修担当者が期待する婦長像
「健康な地域社会をつくる看護」を担う人として
野元 久美子
1
1鹿児島医療生活協同組合本部看護部
pp.584-588
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900683
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はじめに
全日本民主医療機関連合会(以下,民医連と略す)の看護委員会で,主に看護管理・教育の分野を担当している者として,本特集のテーマである「期待する婦長像」を私なりに明らかにしてみたい.
私は看護歴25年,民医連で働くようになって18年になる.うち12年あまり総婦長として後任を育てる立場にあって,在任中に20入の婦長,4人の総婦長が育った.幹部が育つということは,施設拡大や医療活動の拡がりを保証し,組織が発展する基本の力となる.また,後任を育てることは,それを通じて自分も育てられるということでもある.そこでベースになるのが民医連の医療理念である.
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